ミトコンドリアを鍛える乳酸

運動強度の指標として乳酸性閾値(LT, lactate threshold)がある。運動強度が高まって行く時、速筋の解糖系が働いて乳酸が産生されるが、その産生速度が処理速度を上回ると、急に乳酸がたまり出す。筋肉に乳酸がたまると、pHが酸性になることにりより、筋肉は働けなくなる。この時の運動強度をLTという。乳酸処理能力が高まると乳酸は溜まりにくくなるので、LT値は大きくなる。LT値が大きくなると、より強度の高い運動を継続することができるようになり、かつエネルギー効率も高まることになる。乳酸が溜まるということは速筋における解糖系が活発に働いた結果である。産生された乳酸は遅筋におけるミトコンドリアを働かせる。乳酸が溜まり筋肉を動かせなくなっても、少しインターバル時間を置くとすぐに乳酸は代謝され消失し運動を再開できるようになる。乳酸は代謝されることを通してミトコンドリアを鍛えることになるので、乳酸が出まくるような負荷の高い運動が、ミトコンドリアの活性化には効果的なのである。乳酸が出まくるような運動をやって効率的に強くなろう。

2017年12月7日 ミトコンドリアを鍛える乳酸 はコメントを受け付けていません。 乳酸